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Japanese Red Cross Society

脳卒中センター

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特長・特色

24時間365日、急性期脳卒中を発症した市民を受け入れる。

平成29年度、脳卒中の患者さん345名(脳梗塞:181名、脳出血:97名、くも膜下出血:23名、未破裂脳動脈瘤:33名、脳動脈奇形・脳動脈瘻:11名)が当センターに入院されました。福島県北地域では最多です。当センターでは、急性期脳卒中を発症した市民の皆さんをよりスムーズに受け入れるために、以下のような取り組みを実践しています。

  • 救急隊と脳卒中診療専門医師をつなぐ専用電話(Hot line)を開設しています。
  • 近隣の医療機関からの脳卒中患者さんのご紹介を積極的に受け入れています。
  • 当院へ搬入後、無駄なく診断・治療を行うための体制を整えました。特に搬入から画像診(頭部MRI検査)を実施するまでの時間を大幅に短縮することにより、発症4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対するt-PA静注療法は、福島市随一の実績を誇ります。
  • 脳卒中を発症した皆さんは、ハイケアユニットもしくは神経内科・脳神経外科病棟で専門的な治療を受けて頂きます。

入院された患者さんを一人でも多く社会復帰できるように、チーム医療を展開する。

脳卒中診療においてチーム医療は不可欠です。当院では、医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション療法師、栄養士、ソーシャルワーカーなどと協力しチーム医療を提供しております。脳卒中の患者さんは、糖尿病など全身疾患を合併していることが多いため、必要に応じて関連診療科と協力しながら診療にあたる体制をとっています。また福島県北地域のリハビリテーション専門施設(回復期リハビリテーション病棟をもつ4病院)と連携し、当院での急性期治療終了後に切れ目なく専門的なリハビリテーションを開始することが出来る体制を構築しています。

高度先進医療をより多くの皆さんに提供する。

脳卒中センターの重要な使命のひとつは、高度な先進医療を一人でも多くの市民の皆さんに提供することです。当院には血管内治療専門医がおります。開頭手術と血管内手術のどちらが患者さんにより適した治療なのかを慎重に検討し、画一的な治療ではなく、患者さんお一人お一人に最も適したテーラーメイド的治療を施行するように心がけています。当センターで提供している専門診療は以下の通りです。

  • 発症4.5時間以内の超急性期脳梗塞に対するt-PAを用いた経静脈的血栓溶解療法
  • 急性期脳梗塞に対する血管内治療(血栓溶解・破砕術・機械的血栓回収術)
  • 左:赤矢印の部分に血液塊が詰まって脳の太い動脈が閉塞していました。
  • 中:機械的血栓回収術により血栓が除去され、脳の血流が再開しました。
  • 右:使用したカテーテルと取り除いた血栓
  • くも膜下出血に対する開頭手術と血管内手術(より適切な治療法を施行する)

開頭脳動脈瘤クリッピング術

血管内手術(コイル血栓術)

  • 内頸動脈狭窄症に対する血管内手術(ステント留置術)
  • 脳内出血に対する内視鏡的血腫除去術
  • 手術を安全に行うための各種モニタリング

蛍光脳血管撮影