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Japanese Red Cross Society

病院のご案内

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病院長挨拶

院長 鈴木 恭一

院長 鈴木 恭一

 福島赤十字病院は来年創立80年を迎えます。これまでの歴史の中で、当院は公的医療機関として地域に貢献してきました。

 救急医療に関しては、第二次救急指定病院として年間3,000件以上の救急車を受け入れており、その件数は過去十数年にわたり県北医療圏の病院の中で最多です。多忙な日常診療にあっても「可能な限り救急患者を断らない」という病院職員の熱い意識に支えられた結果であり、誇りに感じています。

 地域医療に関しては、地域医療支援病院として地域の医療機関との紹介・逆紹介を推進し、かかりつけ医の先生と密接に連携してきました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の長期化に伴い、空きベッドがなくご紹介をお断りせざるを得ない時期もありました。本当に申し訳なく思っています。一刻も早いコロナ感染収束を願うばかりですが、地域医療支援病院としての役割を今後更に強化したいと考えています。

 災害医療も当院の重要な任務です。2011年の東日本大震災以降も、2016年の熊本地震、2019年の台風19号豪雨災害と災害が繰り返されるたび、当院は災害拠点病院として救護班を派遣してきました。今後起こり得る大規模災害に備えた訓練を今後も続けて参ります。

 2024年からは医師の働き方改革が始まります。夜通し手術を行った医師がそのまま翌日の通常業務に突入するといったことが、これまでは当たり前のように行われてきました。医師の奉仕の精神に支えられていたのです。しかし、これからは職員の健康も守らなければなりません。何より徹夜で働いた職員がそのまま翌日も通常業務を行えば、医療の質の低下が危惧されます。地域医療・救急医療を堅持しながら働き方改革を進めるため、また医療安全と質を維持するため、今後多くの取り組みをして参ります。地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 2011年の東日本大震災と原発事故により、県内の医師数は激減しました。様々な取り組みにより、幸い当院の常勤医師数は当時の38人から現在は56名に増えています。当院は基幹型臨床研修病院であり、若手医師を育成し福島の医療に貢献することも重要な使命です。

 これからも、福島県北地域の人々が安心して暮らせる社会を目指して、医療の安全と質を高め、地域医療・救急医療に貢献して参る所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

病院外観

災害拠点病院としての役割

災害拠点病院として、屋上にヘリポートを設置し7トンまでのヘリコプターの離発着が可能です。また、地震の際に建物へのダメージを最小限に抑える免震構造を設けているほか、井水をトイレの洗浄用として利用し、非常用発電機を複数台設置しているため停電時でも医療機能がストップすることの無い造りとなっています。

災害時でも3日間は自立し医療機能が可能なエネルギーを確保しており、災害拠点病院として地域の拠点としての役割を十分担える体制を整備しております。

屋上のヘリポート

フロアマップ

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