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Japanese Red Cross Society

病院のご案内

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病院長挨拶

院長 鈴木 恭一

院長 鈴木 恭一

 当院が掲げる基本方針である、「患者さん中心の医療」「良質な医療の提供」「地域医療機関との連携」「救急医療の充実」「災害時の救護活動」についてご紹介いたします。

 まず「患者さん中心の医療」を推進するため、令和7年度からは「入退院支援センター」を充実させております。入院後に予定されている手術や検査などを入院前からイメージし、スムーズな入院生活を送っていただけるよう、看護師・薬剤師・栄養士・社会福祉士などの多職種が協働して支援いたします。

 「良質な医療の提供」を実現するため、多くの診療科で新規医療手技を導入し、治療成績の向上に努めています。近年増加する重症患者さんに対応するため、令和7年5月にはHCU(ハイケアユニット)を増床したほか、腎臓内科を新設し、透析を必要とする幅広い急性期疾患に対応できる体制を整えました。また、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、社会福祉士などの多職種で協働する10以上のチームが活動しています。例えば、栄養管理・口腔管理チームが嚥下機能や口腔衛生を改善し誤嚥性肺炎の予防に努め、栄養サポートチームが手術後早期から介入することで、治癒を早めるとともに退院後早期の日常生活復帰に貢献しています。

 「地域医療機関との連携」も重要です。昨年の調査で当院を受診した患者さんに「どうしてこの病院を選びましたか?」と質問すると、「かかりつけの先生から赤十字病院に行くように言われたから」という回答を最も多くいただきました。クリニックとの連携なしに病院は実力を発揮することができません。地域の医療機関や介護施設との連携を今後も積極的に進めてまいります。また、令和7年度より福島市歯科医師会との連携体制を構築し、医科歯科連携を強化しています。加えて、予防医療も重要となることから健診部門も充実させていきます。

 「救急医療の充実」に関しては、過去10年以上にわたり県北医療圏で最も多くの救急車を受け入れ、救急患者数も年々増加しています。5年前には年間2,000件後半であった救急車による搬送件数が、令和5年度からは4,000件を超えております。福島県内で3か所しか認定されていない「一次脳卒中センター(PSC)コア施設」の一つとして、脳卒中治療も24時間365日対応可能な体制を構築しています。

 「災害時の救護活動」について、当院はこれまで国内の様々な大規模災害の救護活動にあたってきました。令和6年能登半島地震では、救護班5班、日赤災害医療コーディネートチーム2班などを派遣し、被災地の支援に全力を尽くしました。災害救護は赤十字社の使命ですので、今後も注力してまいります。

 地域の皆さんから信頼され愛される病院であることは、職員のやり甲斐であり、誇りです。理念と基本方針を堅持して地域医療に貢献してまいりますので、これからも福島赤十字病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年7月

病院外観

災害拠点病院としての役割

災害拠点病院として、屋上にヘリポートを設置し7トンまでのヘリコプターの離発着が可能です。また、地震の際に建物へのダメージを最小限に抑える免震構造を設けているほか、井水をトイレの洗浄用として利用し、非常用発電機を複数台設置しているため停電時でも医療機能がストップすることの無い造りとなっています。

災害時でも3日間は自立し医療機能が可能なエネルギーを確保しており、災害拠点病院として地域の拠点としての役割を十分担える体制を整備しております。

屋上のヘリポート

フロアマップ

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